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新年のご挨拶

2024年1月1日

新年明けましておめでとうございます。

組合員、退職者の会会員、ご家族の皆さまにはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

また日頃より職場や地域でJP労組運動の前進に向けご理解、ご協力を頂いていますことに心より感謝申し上げますとともに、郵便・集配作業および輸送業務に携わる仲間の皆さまにおかれましては、年末年始期における連日の繁忙業務への対応など、激務の中にあっても市民生活を守るために安定したサービスを確保していただいていますことに敬意を表するところです。

 

【24春闘】

さて、昨年は原油価格の高騰や物価高が生活を直撃した1年でした。

JP労組は23春闘において仲間の生活水準を守るため厳しい交渉を積み上げた結果、定昇込みで5.11%の賃上げを勝ち取ることが出来ました。しかし、賃金の上昇が物価の上昇に追いついていない状況では、賃上げの実感が得られていないと思います。

こうした状況を踏まえ、24春闘において連合は5%以上の賃上げ目標を設定することを決定しました。また、経団連の戸倉会長も引き続き企業の社会的責務として、昨年以上の熱量で賃上げに取り組むとの意向を示しています。そして政府も賃上げの必要性を言及しています。

政労使が賃上げ機運の中で、24春闘に対する組合員の期待は高まっていきます。JP労組はその期待に応えるためにも全力で取り組みますので、組合員の皆さんのご協力をお願いいたします。

あわせて、組合員の皆さんに考えていただきたいのは可処分所得をどう引き上げていくかということです。可処分所得とは、収入のうち、税金や社会保険料などを除いた所得で、自分で自由に使える手取り収入のことです。例えば自動車や生活に関する保障の見直しで可処分所得が上がる可能性があります。

JP労組には各種共済制度があります。JP労組の共済制度は、利益を求めない相互扶助の精神で運営しています。

ぜひ、この機会にご検討いただければと思います。

 

【政治】

日本の政治が一強多弱といわれて久しいですが、この一強多弱により与党議員に緊張感がなくなるとともに、傲慢さが目立ち、異論に対する寛容さや謙虚さがなくなってきました。また、ロシアによるウクライナ侵略や台湾有事を利用して敵基地能力を保有するという戦争放棄、戦力不保持の憲法9条に基づく専守防衛を逸脱しかねない安保政策の転換であるにもかかわらず、国会で十分な議論が行われていません。国民生活に直結する重要な案件が内閣の意向だけで決められています。さらには、派閥のパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、派閥の政治資金収支報告書に記載していなかったことなど「政治とカネ」の問題も後を絶ちません。このような事が繰り返されるのを見て、国民は呆れ、激しい憤りと虚しさを感じているからこそ、政治への関心が薄れて行くと感じており、そのことが投票率の低下に表れていると思います。特に若年層の投票率は前回の衆議院選挙では60歳代の71.4%に対し20歳台は36.5%とほぼ半分となっています。

若年層が投票に行かない理由として、投票所に行くのが面倒、選挙に関心がない、選挙で政治は変わらない、自分が投票したところで何も良くならない等の理由が挙げられています。

若年層の投票率が下がり続ければ、『有権者=若者以外』の構図ができ、政党の政策は投票率の高い高齢者向けに偏りやすくなり、若年層に対する政策が疎かになる可能性があることを忘れてはなりません。

衆議院議員の任期も折り返し地点を過ぎ、いつ解散総選挙があっても不思議ではありません。そして、来年には組織内候補「小沢 まさひと」参議院議員を擁立して闘う第27回参議院選挙が行われます。

明日の天気は変えられませんが、明日の政治は変えられます。そのためには、何も変わらないと思わず、投票に行き自分の意思表示を行うことです。仲間の皆さん、ぜひ投票所に足を運んでください。

 

【各社事業課題】

日本郵便では昨年、栃木県、群馬県においてヤマト運輸との協業が始まりました。今後各県に拡大されていきますが、関東地本は会社に対して、ヤマト運輸との協業で得られるシナジー効果の最大化や戦略的に協力し合う体制の構築、協業分野の拡大を求めて行きたいと考えています。

また、ヤマト運輸では行っていない20-21再配達の廃止をあらゆる機関に求めていきます。そして、昨年実施した事業政策委員会内で議論した協業の在り方について、会社に対して提言していきたいと考えています。

ゆうちょ銀行では、窓口サービス部と渉外部の一体化以降の要員課題とオートメーション化による業務の簡素化に向けた実行状況に注視しつつ、業務基盤の強化を求めて行きます。

かんぽ生命の営業再開については、旧態依然の営業指導に戻ったとの声が届いていることから、会社に対して厳しく対応したところです。関東地本は、管理者マネジメントにおいて同じ過ちを繰り返せば事業存続の危機につながるとの認識から、雇用を守るためにも誤ったマネジメント手法について対応を強化していくこととします。

 

【結び】

結びに、昨年11月26日に開催されたクイーンズ駅伝において日本郵政グループ女子陸上部が2位になりました。選手たちはJP労組の組合員であり、仲間としてその健闘を称えたいと思います。

今年の干支は「甲辰」です。「甲辰」はこれまでのコツコツと蓄えられた学びが目を出し、活力に満ちた草木のようにすっくと伸びて、努力が花を咲かせると言われています。日本郵政グループ女子陸上部もこれまでの努力が実を結び4回目の優勝を果たすことを願うところです。

また、2024年の「甲辰」は降竜とも言い、幸運を地上に届けてくれると言われています。すべての仲間の皆さんが幸運で素晴らしい1年となるよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。

本年もよろしくお願いします。

2024年1月1日

JP労組関東地方本部

執行委員長 関口 聡

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日本郵政グループ労働組合中央本部