組織活動の活性化に向けて ～支部マネジメントセミナー開催！～

2022年12月1日

　JP労組栃木は、2022年11月26日(土)、宇都宮市：東武ホテルグランデにおいて、支部マネジメントセミナー(執行委員コース)を開催しました。本セミナーは、支部活動を実践する役員の育成や職場解決機能の強化を目的として、支部役員(支部四役を除く)を対象に毎年開催しています。

　はじめに、髙橋連協議長より、平和希求、分会機能の重要性、23春闘における考え方、そして「役員としての活動で大変なことも、一人で行うのではなく支部の皆で助け合うこと。大切なことは活動を停滞させることなく展開していくこと」とのあいさつがありました。
続けて、「組織活動活性化に向けた未来創造プラン」と題してグループワークを行い、分会活動の強化に始まり、組織拡大の強化、人財発掘と育成、事業政策、23春闘方針策定に向けた検討などの様々な課題や問題について、自支部の現状やそれらを解決するための方法に関して、短時間ではありましたが活発に議論しました。

　午後からは、特別講話として、特定非営利活動法人ジェン（以下、JEN）様より、松浦晃子氏を講師にお招きし、「私はまだ平和を知らない～JEN現地スタッフの活動を通じて見えてきた、平和への思い～」をテーマに講話をいただきました。

　講話では、アフガニスタンの現状に触れ、1970年代後半から現在まで40年以上も紛争が続いており、2021年にはイスラム主義組織タリバンが政権を握ったことで、他国より課された経済制裁により国民の多くが極度の困窮に陥っていること、厳格な戒律によって社会進出の機会を奪われる女性、生きるために学校へ行く暇もなく丸一日かけて不衛生な水でも汲みに行く子供たちの様子を教えていただきました。
また、祖国や家族、仲間のために働くJEN現地スタッフとの心の交流を、彼の挫折や苦悩に共感し、涙ながらに話す松浦氏の姿は多くの役員の心に響いたものと感じます。

　本セミナーで学んだこと、感じたことに関して、それぞれの役員が支部へ持ち帰り、横展開をしていただくことで、支部・分会活動の活性化につなげていただきたいと思います。