岩手南リアス支部の皆さんを招いて、「3.11を忘れない関東集会」を開催!
2013年4月23日
JP労組関東は3月23日(土)、さいたま市において、各支部代表者、地方本部役員に加えて、岩手南リアス支部から13名の皆さんを迎え、「3.11を忘れない関東集会」を開催しました。
冒頭、小室委員長から、「①被災地の現状は、まだまだ「復興」と呼ぶにはほど遠い状態である。三陸沿岸地域は無人の更地が広がっているし、福島の被災地では2年前から時間が止まっている。一方、被災地での人々の生活は、新しい時間を刻み続けており、被災地の本格的復興には、克服すべき困難な課題が山積している。②「心ひとつに運動」のメインテーマは、助け合いの精神に立脚し、「他人の痛みを自分の痛みとして感じられる社会」を創ることであり、労働運動そのものある。岩手南リアス支部の皆さんと交流で繋がったネットワークを通じて、お互い被災地として、一緒に困難を乗り越えていきたい。③復興のためには、政治の責任が大であるが、安倍政権から発信されるのは、TPPやアベノミクス、憲法論議である。憲法を語るのであれば、今、一番、憲法の精神を必要としているのは被災地の皆さんであり、幸福追求権を尊重した13条、誰もが文化的な最低限の生活をと謳った25条であるにもかかわらず、被災者の権利はないがしろにされたまま、論議の中心は9条の見直しや改憲手続きの96条ばかりである。このような政治状況を変えるためには、この夏の参議院選挙においてJP労組組織内候補「さだみつ克之」を勝利させ、政界地図を書き直すしかないと考える。そのためにも、組織を信じ、仲間を信じ、明るい未来を信じて、心ひとつに一緒に頑張る決意を申し上げる」とのあいさつがありました。
その後、ポストライフ関東地方部・内田部長からは「労組と共済は車の両輪の関係であり、これからも、仲間の助け合いのために共済活動を推進していく」とのあいさつをいただきました。
次に、講師として、仙台大学教授・元朝日新聞社石巻支局長の高成田亨(たかなりたとおる)氏をお招きして「今、国民に求められること~東日本大震災からの復興に向けて~」をテーマに基調講演を行いました。
講演では、①新聞記者の立場から分析した震災復興の現状、②震災復興と日本の再生に向けて、③アベノミクスとは何か、④安倍総理の政権運営の課題―等について語られました。
続いて、2012年度の「心ひとつに運動」の活動報告と、3月10日(土)に開催された、「心ひとつに運動」全国交流集会への参加報告が行われました。
また、集会途中には、第2次全国遊説で関東地本エリアを訪問している、第23回参議院議員選挙組織内候補「さだみつ克之」特別中央執行委員が集会会場へ駆けつけ、「震災時に業務を必死に維持した組合員の姿に誇りを感じており、その郵便局ネットワークを、希望と安心のネットワークとして創造していくことが私の使命である、そのためにも必死に頑張っていく」との強い決意を込めたあいさつがありました。
最後に、篠原書記長から、「心ひとつに運動」の今後の取り組みの説明と集会のまとめが行われ、夕食交流会へ会場を移しました。
夕食交流会では、小室委員長の歓迎あいさつに続いて、岩手南リアス支部・大和田支部長から「この2年間にわたる関東地本の「心ひとつに運動」を通じた様々な支援に感謝するとともに、今後も、岩手南リアス支部は関東地本50番目の支部との認識をもって、関東49支部に負けないようにJP労組運動に取り組んでいきたい」とのあいさつが述べられました。
続いて、地方女性フォーラムで作成した「メッセージつきデコレーションボールペン」が小室委員長から大和田支部長へ贈呈されました。
閉会に際し、篠原書記長があいさつを行い、今後も「心ひとつに運動」を積極的に展開していくことを参加者全員で確認し集会は終了しました。
JP労組関東は、これからも組合員の「絆」を大切にして、「心ひとつに運動」の、さらなる発展に向けて取り組んでいくこととします。