岩手南リアス支部のみなさんを招きJP労組「3.11を忘れない関東集会」を開催
2012年3月28日
開会冒頭、小室委員長から「本集会の目的は、①関東も被災地であることを忘れず、風化させないことを誓い合うこと、②岩手南リアス支部の皆さんの心を少しでも癒し、さらに笑顔と元気を出していただくこと。「心ひとつに運動」のメインテーマは、助け合いの精神に立脚した労働運動の原点とその価値を見つめ直し、他人の痛みを自分の痛みとして感じられる社会を創ることにつなげることだと考える。そして、岩手南リアス支部の皆さんと交流でつながった絆のネットワークを通じて、ご講演いただいた防災システム研究所所長・山村武彦氏お互い被災地として一緒に困難を乗り越えていきたい。復旧・復興には長い時間が必要であることから、息の長い取組みを継続することとし、組織を信じ、仲間を信じ、明るい未来を信じて、心ひとつに一緒に頑張る決意を申し上げる」とのあいさつがありました。
その後、東北地本・小野寺執行委員から「これまでの関東地本からの岩手南リアス支部に対するご支援に感謝申し上げる。復興への道のりはまだまだ長く、引き続きご支援をお願いしたい」、また、ポストライフ関東地方部・内田部長からは「仲間の助け合いのための共済活動をさらに推進していく」とのごあいさつをいただきました。
次に、講師として防災システム研究所所長・山村武彦氏をお招きし「東日本大震災に学ぶこれからの防災対策」をテーマに基調講演を行いました。
講演では、東日本大震災から1年が経過し、これからの防災対策におけるポイントや、これまでの現地調査にもとづく危機管理態勢のあり方について語られました。
引き続き、被災された組合員からの報告として、千葉東部支部・宮嶋賢治さんから体験報告する千葉東部支部・宮嶋賢治さん談をいただき、「心ひとつに運動」活動報告および今後の活動展開の提起を行いました。
その後、夕食交流会を開催し、小室委員長の歓迎あいさつに続いて、岩手南リアス支部・大和田支部長から「関東も被災地であるにも関わらず、何度も足を運んでいただき、ボランティア活動を中心としたサポート運動を積極的に取組んでいただいた。また、女性フォーラムの皆さんからは、世界にひとつだけの手作り雛人形を感謝の言葉を述べる岩手南リアス支部・大和田支部長いただく等、これまでのご支援に感謝申し上げる。また、本日は関東の地へ家族を含めてお招きいただき、重ねて感謝申し上げる。今後も、関東地本の皆さんと心ひとつに復興に向けて取組むこととするので、継続したご支援をお願いしたい」とのあいさつをいただきました。
続いて、地方女性フォーラムで作成した「鯉のぼり」を岩手南リアス支部へ贈呈しました。この鯉のぼりは、連協女性フォーラムが趣向を凝らし、支部女性フォーラムの協力のもと、岩手南リアス支部の仲間へのメッセージを含めた飾りを集めて作成したものです。集会中は、メッセージを見てもらうために会場内に掲出した状態にしていたため、クレイクラフトにより作成した「兜」を手渡しました。
歓談中には、「中国雑技団」によるアトラクションが行われ、岩手南リアス支部の皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。
また、地方ユースネットワークは「2012関東ユースの集い」に岩手南リアス支部のユース組合員をお招きして開催することとしており、メッセージDVDを上映し、招待状を手渡しました。
最後に奥田副執行委員長が閉会あいさつを行い、今後も「心ひとつに運動」を積極的に展開していくことを参加者全員で確認し閉会となりました。
JP労組関東は、「心ひとつに運動」の展開にあたって、JP労組の仲間の絆を「心ひとつに」し、JP労組運動を仲間の心にしっかりと根付かせ、さらなる発展に向けて取組んでいくこととしますので、皆さんのご協力をよろしくお願いします。