JP労組主催北方領土独自集会に参加

2012年11月6日

 9月8日~10日にJP労組主催北方領土独自集会に参加させていただきました。
 正直、私の北方領土の知識は、恥ずかしながら学校の教科書までとなっており、初めて、現地で北方領土の歴史から今に至るまでを勉強する機会となりました。
 連合主催の2012平和ノサップ集会にも参加しました。北方領土は目と鼻の先でしたが濃霧のため、残念ながら目にすることができませんでした。

 集会の中で、元島民の方の講話がありました。当時、島は自然豊かで、海の幸に恵まれていたことから、(島を離れるにあたっては)苦渋の選択を余儀なくされたことを伺いました。自分たちの先祖のお墓参りも自由にできず、自分たちの生まれ育った地なのに自由に行くことができないことを、涙ながらに語っていて、私はとても歯がゆさを感じました。

 講話の中で、印象に残った言葉があります。それは「今の北方領土問題は今日の霧のように先が見えない問題」という言葉でした。改めて、何十年も先の見えない問題を抱えているのだと感じました。北方領土問題への関心度や認知度は北海道の地域の中でも差があり、そして、特に若い世代の北方領土問題離れが、深刻化している現状もあるとのことでした。
 今回、貴重な集会に参加させていただいたことに感謝し、これからしっかりと北方領土問題を多くの仲間に伝えていき、少しでも返還活動の力になれるように、今後の活動に活かしていこうと思います。

(報告:筑波支部 小林希美)

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