新年のご挨拶
2025年1月1日
新年明けましておめでとうございます。
組合員、退職者の会会員、ご家族の皆さまにはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、日頃より職場や地域でJP労組運動の前進に向けご理解、ご協力をいただいていますことに心より感謝申し上げます。
昨年10月に執行された第50回衆議院議員選挙では、組織内候補である千葉9区「おくの 総一郎」衆議院議員をはじめ、重点候補として支援した栃木4区「藤岡 たかお」衆議院議員、埼玉1区「たけまさ 公一」元衆議院議員の当選をはじめJP労組が推薦した32名のうち24名の当選を果たすことが出来ました。
組合員の皆さんや退職者の会の先輩の皆さんの懸命な取り組みに対しまして心から感謝申し上げます。
選挙結果は自公政権の過半数割れとなりました。今夏の参議院議員選挙で立憲民主党を中心とする野党が過半数を確保すれば、次回の衆議院議員選挙の結果次第では政権交代が実現します。
関東地本は、経済界や一部の富裕層のための自民党政治に終止符を打ち、働く者や生活者の目線に立った「まっとうな政治」を実現するため、今夏の闘いに全力を尽くす所存です。
【平和希求と政治】
海外の状況では、ロシアのウクライナへの軍事侵略が未だ続き、その争いには収束の見通しが立ちません。戦闘では、民間人の多くの尊い命が犠牲となっており、ウクライナ郵便労組の仲間も例外ではありません。日本政府は世界の各地で戦争や紛争が勃発している状況を鑑み、防衛力の強化として令和7年の概算要求で過去最大の約8.5兆円を計上する方針であり、敵基地攻撃能力の関連費用には、2024年度より2500億円多い9700億円を計上するとともに、多数の人工衛星で目標を探知・追尾し、攻撃の精度を高める「衛星コンステレーション」に3232億円を計上しています。
しかし、防衛政策の目標は、何よりもまず、戦禍から国民を守ることであり、抑止力強化一辺倒の政策で本当に戦争を防ぎ、国民を守ることができるのか、その代替策を含め、いかにして戦争を回避するかを活発に論じることこそ政治の使命であり、政府と野党の対抗軸であるべきと考えます。
戦争の犠牲はいつの時代も民間人です。2025年は、太平洋戦争から終戦80年を迎えます。歴史を振り返り、あらためて平和の尊さと大切さを学ぶ年としていただき、次世代に平和への想いを繋いでいきましょう。
【JP労組が考える将来ビジョンおよび事業ビジョン】
JP労組は、グループ各社の経営状況の厳しさが増す中、会社が掲げるビジョンでは、具体的な成長戦略に乏しいとの判断から、経営側に成り行きまかせの経営とさせないためにも、現場を知る組合員が主体性をもって、その知恵を結集し、持続的な収益確保のビジョンを描くため「JP労組が考える将来ビジョンと事業ビジョン」を提案し議論を積み重ねています。
本年2月から始まる第2次関東総対話行動では25春闘やビジョン案に対する意見を集約し、その知恵と想いを、関東の意見としてまとめ、発信してまいりますので、組合員の皆さんの特段のご協力をお願いいたします。
【第18回定期全国大会(関東大会)に向けて】
本年6月に開催される「第18回定期全国大会」は、関東の群馬県高崎市で開催されます。
開催地本として全国の仲間を迎えるにあたり、今年度の関東地本の方針として掲げた取り組みについてあらためてご紹介をします。
一つは、ジェンダーバランスに配慮した全国大会女性代議員比率30%以上の選出です。関東地本は、誰もが参加しやすく、活力ある組織運営を実現させるため、昨年度もジェンダー平等推進の取り組みを強化してきました。
二つに、全国大会時の組合員組織数を純増で迎えることです。組織数は、組織のバロメーターであり、JP労組の影響力、そして交渉力にも直結していきます。支部・分会の仲間の懸命な組織拡大取り組みによって、12月の組織数では純増基調に転換し始めています。6月の全国大会に向けて、各職場における集中オルグを展開し、多くの仲間を増やして全国の仲間を迎えたいと考えていますので、引き続きの拡大行動をお願いします。
三つに、今夏7月には、第27回参議院議員選挙の施行が予定されており、JP労組組織内候補である「小沢 まさひと」参議院議員の再選を必ず、つかみ取ることです。
民営化から18年が経過しますが、労使間の交渉では超えられない日本郵政グループの様々な規制を解消するためには、郵政事業や現場の苦労を知り尽くしているJP労組出身の組織内国会議員である「小沢 まさひと」参議院議員の再選が不可欠です。「小沢 まさひと」参議院議員の圧倒的勝利に向けて、一人でも多くの組合員とご家族、そして退職者の会の先輩のお力添えをいただくようお願い申し上げます。
関東地本は、必ずこの3つの方針を実現し、組合員の皆さんの幸せの実現に向けて全力を尽くす決意をあらためてお伝えします。どうか、組合員の皆さんにおかれては、職場での役員からの声掛けに耳を傾け、積極的に運動にご参加ください。
【結びに】
昨年11月24日に開催されたクイーンズ駅伝において日本郵政グループ女子陸上部が4回目の優勝を果たしました。選手たちはJP労組の組合員であり、仲間としてその栄誉を称えたいと思います。
今年は十干の「乙(きのと)」と十二支の「巳(み)」が組み合わさった「乙巳(きのと・み)」です。乙巳(きのとみ)の年は、「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」年になると言われています。JP労組も将来ビジョンの実現に向けた事業ビジョンの具現化および豊富化により労働条件と事業の持続的発展を目指して行きます。
すべての仲間の皆さんが幸運で素晴らしい1年となるよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
本年もよろしくお願いします。
2025年1月1日
JP労組関東地方本部
執行委員長 関口 聡