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謹賀新年~ノーベル平和賞と未年~

2015年1月1日

 新年あけましておめでとうございます。
 組合員、家族の皆様には、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

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 昨年の師走選挙となった第47回衆議院議員総選挙では、組織内である奥野総一郎候補(千葉9区)をはじめ各地でJP労組推薦候補の勝利に向け、職場の最繁忙期にもかかわらず、ご支援をいただき感謝申し上げる次第です。
 お蔭さまで、奥野候補を比例復活ながら、三度国会に送り出すことができました。しかし、総体的には、民主党は伸び悩み、自民党の大勝、自公に3分の2を超える議席を与える結果に終わりました。
 私は、この結果を真摯に受け止め、今春の統一地方選挙、そして再度、難波奨二参議院議員を擁立して戦う来夏の第24回参議院議員選挙の勝利を固く決意しているところです。
 また、本年は日本郵政の株式上場という大きな変化に向き合う年でもあります。
私は、株式上場後も組合員の雇用を守るとともに、新人事給与制度の本格導入に伴う対応、15春闘での一時金水準の回復、慢性的な要員不足の解消、高次な労使関係の構築など、山積する課題を株式上場前に解決する決意を新たにしております。そのためにも組織拡大や、みらい研と共済の加入促進をはかり、JP労組関東の基礎体力を強化したいと思っています。
 組合員の皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 さて、昨年のノーベル賞では、青色LEDを発明、実用化した三人の日本人科学者が物理学賞を受賞し、何かと暗いニュースが多い中、国民に誇らしさを感じさせてくれたビッグニュースでした。が、それにもまして、私が注目したのは、ノーベル平和賞を受賞した二人です。
 その一人、イスラム武装勢力タリバンに襲撃され、瀕死の重傷を負いながらも、女性や子供たちに教育の機会をと訴え続けているパキスタンの17歳の少女、マララ・ユスフザイさんは、「私は、学校に行けない6,600万人の女の子の代表。どうして強い国は、戦争を始めることに力を発揮するのに平和をもたらすことに無力なのか、容易く戦車を造れて学校建設が難しいのはなぜ。学校に通えない子供がいる時代を私たちで最後にしよう。」と訴えました。
 もう一人、インドにおいて最悪な環境で強制させられている児童労働や人身売買から8万人以上の子供を救い、様々な迫害にも負けず運動を続けている人権活動家、カイラシュ・サティヤルティさんは、「私は声なき声の代表。子供の夢を否定することは大きな暴力。サッカーボールの縫製をしながらサッカーをしたことがない子や、カカオを収穫しながらチョコレートの味を知らない子も私たちの子供。搾取から教育へ、貧困から共栄へ、奴隷から解放へ、そして、暴力から平和へ、その歩みを始めよう。」と訴えました。
 私は、そのメッセージに強い感銘を受けるとともに、自らのこれまでを振り返りつつ、反省の機会となりました。
 また、関東地本は、2000年からスリランカ郵便労組への奨学金支援を取り組んでおり、そうした国際貢献の取り組み強化についても想いを強くしたところです。

 

 一方、日本では、選挙で大勝した安倍政権が平和を願う二人の想いとはまったく真逆な政治姿勢で、社会的弱者に光を当てることもなく、さらに格差を広げ、ひたすら憲法改正への道を強権的に進めるでしょう。
 まさに、今年は、多くの先人の努力によって築かれた平和と民主主義を守れるかどうか、分水嶺の年だと言えます。
 そして、今年の干支は「未」。
 近年の未年の出来事を調べてみますと、1931年の満州事変、1943年太平洋戦争の学徒出陣、1967年第3次中東戦争、1991年湾岸戦争、2003年自衛隊のイラク戦地派遣など、何かとキナ臭い出来事が起きています。

 

 一方で未は、群れをなすことから家族の安泰と平和に暮らす事を意味しているそうです。

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 未年にあやかり、平和な世界を追求する想いを強く持ち、新たな年にその一歩を踏み出したいと思います。
 結びに、本年が皆様にとって良き一年でありますようご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

 

 

2015年元旦

 

日本郵政グループ労働組合関東地方本部
執行委員長  小室 隆行

 



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