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仲間(組合員)の皆さんへ

2020年5月7日

 新型コロナウイルス感染症の蔓延により政府が発した緊急事態宣言から一か月が経過しました。十分に気を付けていても罹患し大変な思いをした仲間、ご家族や友人知人が罹患、或いは罹患の疑いによって心労を重ねた仲間たちにお見舞いを申し上げます。

 また毎日、感染に対する不安と向き合いながら、外出自粛を余儀なくされている市民の生活を懸命に支え続けている仲間の皆さんに、心から敬意を表します。

 

 私たちJP労組は、この前例のない非常事態に際し、感染リスクの低減につなげるため、緊急的に、業務や勤務時間の見直しに向けた労使交渉、世帯収入の減少に伴い生活を守るための生活支援に向けた特別融資(ろうきん)の取り組み、そして組合員相談ダイヤルの設置など、仲間を守ることを最優先に取り組んできました。がしかし、新型コロナウイルス感染症の終息は全く見通せない現状にあり、私たちは取り組みを継続かつ強化しなければならないと考えているところです。

 このウイルスに対して私たちは感染拡大を防止するために、人と人との距離を一定程度保たなければなりません。しかしそれが私たちの不安と警戒心を更に増幅させることにもつながっています。このことは、仲間同士の固い絆、団結と連帯を原動力に仲間を守る労働組合にとって、この未知のウイルスは最大かつ最強の障壁といっても過言ではありません。

 

 それでも私たちは決してあきらめません。

 

  一人の力は弱くても無力ではありません、そして関東には3万人の仲間がいます。

 「3密」を避け、社会的距離を意識しつつ、隣で困っている仲間を見過ごさない、仲間同士が身近な“助け合い支え合い”の職場活動を行うことが、このコロナ不安から仲間とともに自らを遠ざけると考えます。仲間の皆さんには、是非そうした身近な活動に参加していただくようにお願いします。

 私たちJP労組関東地方本部は、職場で活動する仲間たち、懸命に市民生活を支える仲間たちを全力で守ります。

 

 今しばらくの間、辛抱しなければならない日々が続きますが、再び、不安の無い日常を取り戻すまで、仲間の皆さんと一緒に、この難局を乗り越えていくこととします。

 

                             2020年5月7日

                             JP労組関東地方本部

                             執行委員長 西藤 勝



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